有限会社宮原防水

2024/05/05

業務案内

工事種類 施工例

施工例
屋上雨樋の既存ウレタン防水改修工事
破損部分を撤去後、全体に防水を行いトップコートを塗布して仕上げる
施工前
施工前
パラペット内部の雨樋です。ウレタン樹脂塗布防水が施工されています。一見状態はそれほど悪くありませんが、部分的に膨れや破断が生じています。
破損部分を撤去して補修し、再防水を行いました。
施工前
施工前
フローパイプ(大量の降雨や排水口詰まりで雨樋内に水が貯まった状態になるのを防ぐため、一定水位になれば自動的に外部に排出できるよう設けられた排水口)回りの様子。
汚れがたまっています。
下地清掃
下地清掃
まず下地を清掃します。こびりついた泥やコケなどをブラシでよくこすって落とし、水で洗い流します。
取り合いのシーリング
取り合いのシーリング
雨樋部分と屋根構造材の取り合いをシールします。清掃した後にプライマーを塗っているところです。
プライマーは躯体と防水材料を接着させるためのもので、欠かすことはできません。
取り合いのシーリング
取り合いのシーリング
打設しているところ。屋根材が手前に出ているので、このようにかなり施工しにくい場所があります。
この部分をきちんとあらかじめシールしておかないと、ウレタン防水材では躯体の動きに耐えられずに接合部が破断し、そこから水が入りやすくなります。
破損部分の撤去
破損部分の撤去
破損部分を撤去します。膨れ上がって下地と接合していない部分を切り取って撤去します。
破損部分の撤去
破損部分の撤去
剥がれる部分を出る限り取り除きます。
この程度で済むうちは、まだ大半の防水層は有効です。しかし放置していると回り込んだ水が下地に浸透し、冬季には凍結して下地そのものをぐずぐずにしてしまうようになります。早めの発見・処理が重要です。
排水口部分の撤去
排水口部分の撤去
こちらは排水口回り。水を集める部分だけあって、破損が生じた時には影響の大きい場所です。ダメになった部分を丁寧に取り除きます。
排水口部分の撤去
排水口部分の撤去
このタイプはコンクリート打設時に受け皿を一緒に打ち込んであります。接合部分の処理が重要です。
プライマー塗布
プライマー塗布
いよいよ防水施工です。まずはプライマーの塗布。上にもありますが、防水では面防水・線防水を問わず、プライマーの塗布が欠かせません。
材料混合
材料混合
防水材を混合します。
ウレタン樹脂塗膜防水に使用する材料は、ほとんどが2液性のものです。つまり基材と硬化材とに分かれていて、施工時にそれを混ぜて使用します。
このような大きなバケツに、所定の配合比に従って缶から材料を移します。
材料混合
材料混合
ミキサーでよく攪拌します。攪拌不良があると硬化しなかったり防水の質に問題が起こるので、バケツの底まで満遍なく混ざるように注意します。
ウレタン防水材塗布・立ち上がり
ウレタン防水材塗布・立ち上がり
ウレタン防水材を塗布していきます。
まず先に立ち上がり部分を塗ります。
このような樹脂状のものを塗りつけて防水層を成形するタイプの防水材は、立ち上がり用のものと平面用のものとに分かれています。平面用のものでは垂直面や傾斜面には厚みが十分につかず、一方立ち上がり用のものを平面に使うと平滑な仕上がりにならないからです。
刷毛を使って均一に仕上がるよう塗っていきます。
ウレタン防水材塗布・立ち上がり
ウレタン防水材塗布・立ち上がり
屋根構造材との取り合いに被せるように丁寧に塗ります。
ウレタン防水材塗布・平面
ウレタン防水材塗布・平面
立ち上がりを塗り終わったら、平面を塗ります。
材料を少しずつ流して平らに伸ばします。
ウレタン防水材塗布・平面
ウレタン防水材塗布・平面
流した材料を金ゴテで広げていきます。
トップコート塗布
トップコート塗布
防水材の硬化を待って、トップコート材を塗ります。
同系色ですが、防水材とは若干色が異なります。
施工完了
施工完了
これで防水は仕上がりです。
フローパイプ廻り施工前
フローパイプ廻り施工前
上の方で解説したフローパイプですが、この外壁側の口の周りをシールします。
フローパイプ廻り打設
フローパイプ廻り打設
外壁に余分な汚れがつかないようにテープで養生をしてから打設します。
もちろんシール材打設の前にはプライマーを塗布します。
フローパイプ廻り施工完了
フローパイプ廻り施工完了
打設したシール材をへらで均して、養生のテープを撤去して完了です。

© 2004-2024 PasonetSAKU Miyabara-BOUSUI Ltd.